送出し機関と受入れ機関の役割 |
发布日期:2012-06-20 |
研修生・技能実習生の皆さんは、日本で技術・技能・知識を習得し、帰国後、母国の発展に貢献するという大切な役割を担っています。皆さんが日本で研修・技能実習を行うに際して、皆さんの母国では研修生派遣を行っている機関または皆さんの所属していた企業が送出し機関として、また、日本では受入れ団体及び受入れ企業が受入れ機関として、皆さんが円滑に研修・技能実習を受けられるように支援します。送出し機関と受入れ機関は研修生・技能実習生に関する協定を結んで、それぞれの役割を定めています。 〔送出し機関の主な役割〕 送出し機関は、①皆さんを日本へ送り出すまで、②皆さんが日本に在留中、③研修・技能実習を終えた皆さんの帰国後、のそれぞれの段階で皆さんを支援します。 皆さんを日本へ送り出すまでの役割としては、受入れ機関に協力して研修生を選抜し、日本での研修が円滑に進むよう、日本語や日本での生活に関する基礎知識を習得するための事前教育を実施します。出国に当たっては、パスポートやビザの取得、航空便の手配その他の出国準備等を行います。 皆さんが日本に在留中は、受入れ機関と密接に連絡をとって、皆さんと母国の家族や派遣企業との間の連絡等に当たります。皆さんが重大な病気や事故などに遭遇したり、トラブルに巻き込まれた場合には、受入れ機関と協力して対応するなど、皆さんが安心して研修・技能実習を進められるように支援します。 皆さんが研修・技能実習を修了して帰国する際には、皆さんが帰国後に復職できるように派遣企業と協議するなどの支援を行います。 〔受入れ機関の主な役割〕 受入れ機関は、日本への入国までの間は、送出し機関の協力を得て研修生の決定や研修計画の作成、入国管理局への申請等を行います。皆さんが研修生として入国後は、研修内容を指導する研修指導員や生活面のアドバイスをする生活指導員を置いて、研修計画に従って適切に研修を実施します。 そのための研修施設や宿泊施設を提供します。また、皆さんが日本で研修生活を送れるよう、生活実費としての研修手当の支払いや研修中の事故等に備える保険への加入を行います。皆さんが病気になったり事故やトラブル等に巻き込まれたときには関係者が協力して、必要な場合は送出し機関とも連絡をとり、適切な対応を行います。研修生の受入れに必要となる往復渡航費や住居費、保険料等の経費は原則として受入れ機関が負担します。 なお、団体監理型の場合は受入れ団体と受入れ企業が協力して研修事業を実施しますが、特に受入れ団体は、皆さんの入国後に日本語や日本での生活の仕方等を指導する集合研修を行い、その後の受入れ企業での研修が計画通りに行われるよう、受入れ企業を監理・指導し、定期的に研修の実施状況を入国管理局へ報告します。研修修了後、技能実習へ移行する場合は、受入れ企業が入国管理局への申請を行って許可を受けた上で皆さんと雇用契約を結び、作成した技能実習計画に従って、実践的な技術・技能の習得を支援します。受入れ企業は、通常の労働者に対すると同様に、労働関係法令及び社会保険関係法令を遵守して必要な手続きと対応を行います。 以上のように、送出し機関と受入れ機関は皆さんの研修・技能実習が目的の成果を上げるように協力して取り組んでいます。研修生・技能実習生の皆さんは、制度を良く理解し、送出し機関や受入れ機関の関係者とよく相談して研修・技能実習に励み、目的とする技術・技能を修得するとともに、日本での生活を通して日本のことをよく理解されることを期待しています。 |